Hunting

追い込みの初日

※この記事には凄惨な写真がアップされています

リハビリ1日目。

まるで生まれたての小鹿のように弱々しい動きから少々回復。

一般的に郡上市の冬の猟期のメイン収入はニホンジカの個体数調整事業になるかと。

増えすぎたニホンジカの管理をするという名目なんだけど、市全体の報奨金の上限は1100頭。

雪が降れば捕獲は容易となるため、市全体の捕獲頭数は勢いよく増える。

先日に900頭に達したと通達があったためそろそろ終了の予感。

獲りやすくて終了間近のこんな時にいつまでも寝ていられないとリハビリがてら山へ。

雪があることで痕跡が丸分かり。

丸い雪解け跡は鹿の寝屋。

座って反芻したり寝ていたところ。

通り道は足跡でいっぱい。

雪のおかげで新しいか古いかさえも容易に判断可能。

更にこの雪がサラサラならこちらの足音さえしない。

とは言え逆にバリバリに固まっていれば音が出るので近づくのは難しくもなるけど。

数日ぶりの山歩き。

静かな中で色々な情報が溢れている。

山を歩くって楽しい。

この日は午後から先輩猟師と2人でトライ。

逃げ道となる大事な要所を先輩に押さえてもらってから自分がのんびり捜索。

腰かばっての相当のんびりした怪しい動き。

範囲も広かったし、逃げていけば先輩の待ち場にヒットするだろうから大声出しながら追い出しつつ歩く。

しばらく進めばある地点でなんかもぞもぞしてる。

70mくらい先の斜面でニホンジカの群れ。

気持ちは焦れどのんびり銃の委託先を探して据え銃。

1発目。

ニホンジカ動きもせず。

間の小枝が落ちる。

2発目。

1頭が崩れ落ちる。

その後から10頭ほど飛び出していく。

この時期は雪の影響もあり、そして季節的な餌不足もあり、良い餌場には大挙して群れる事が多い。

個人的には20頭以上の群れも見たことあるけど圧巻の一言。

血抜きを済ませて逃げた方向を確認してみれば何故か血筋が続いている。

1発目当たった?

いや、2発目だ。

狙ったニホンジカは3頭ほどで固まって立っていたから貫通してもう一頭に当たったみたい…

滅多にないけどそんなこともある。

結果2頭を仕留め先輩にヘルプコールをして下山。

リハビリ初日。

上出来。

個体数調整事業の終了間近。

最後の一踏ん張りしていきます。

waiting…前のページ

猪鹿累々次のページ

パタゴニア

ピックアップ記事

  1. うちの兄妹
  2. ReBorn
  3. 六ノ里の蔵開き
  4. SMOKED VENISON GIN
  5. 六ノ里暮体験

関連記事

  1. Hunting

    大群

    ※この記事には凄惨な写真がアップされています。めっちゃ来た。…

  2. Hunting

    お猿さん

    雨に続き雨。割と大雨続き。久しく気持ちの良い山中を歩…

  3. Everyday

    秋終冬始

    ※この記事には凄惨な写真がアップされています。六ノ里の紅葉も…

  4. Hunting

    食欲の秋

    獣も人間も越冬の為に美味いもの食べまくりたい。厳しい冬の前に…

  5. Everyday

    共生

    圃場で野菜達と触れていると色々な生き物を見る。アブラ…

  6. Hunting

    Feel nature

    ※この記事には凄惨な写真がアップされています。毎日の山行き。…

Pick up

2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
パタゴニア

Link




  1. Hunting

    解体三昧
  2. Hunting

    餌付けとか
  3. Everyday

    それぞれの暮らし
  4. Everyday

    表現すること
  5. Hunting

    リセットその後
PAGE TOP