ここらの地域ではオス鹿の発情期が過ぎたかなと言ったところ。
夏場はほとんど姿を見せなかった3段角のオスの鹿。
秋の発情期と共に動き出し、罠にもかかるし鹿笛にも来る。
その時期になると幼い鹿やメス鹿はあまり姿を見ず。
発情期前の夏は子離れしたばかりの1歳くらいの鹿がやたら捕獲されていました。
そして発情期が落ち着いた今はメスやら幼いオス鹿が捕獲される。
面白い。
時期によってこうも違うものなのか。
捕獲が多いと「モノが動く」とか表現しちゃうけど、要は人里近いところに出没しているのかそうで無いのかの違いだろうとは思っています。
自分自身は職業猟師でもあるので奥山にも行くし罠もかける。
とは言え捕獲個体の性別や幼獣成獣などの違いは季節によってしっかり違い出ています。
不思議。
それらを見かけないならとことん奥山まで行ってやろうと思っているものの、それでも見ない。
それとも前人未到の奥々山に入っちゃうのか?
毎日山に入っているものの、まだまだ生態把握には不十分。
豚熱(豚コレラ)の影響もあってしばらく痕跡もほとんど見なかったイノシシ。
秋口になって割と見るようになりました。
捕獲もここに来て急に増える。
季節、その年の状況に対応できる猟師になれるよう精進あるのみ。
明日からは猟師4年生。
毎年気付きは多く、、、まだまだ伸び代あり。
私が行うのは里山保全の活動です。
趣味の狩猟ではありません。
猟師と言えど一括りでは無く、活動方針によって細分化されます。
趣味の「狩猟」
獣害対策の「有害鳥獣駆除」
増え過ぎた個体の自然環境への影響に対する「個体数調整」
そして最近は猟師減少や特殊な事例(例えば豚コレラ)への対応などの「認定事業」といった公共事業。
狩猟と言えど関り方は人それぞれ。
私は自分の故郷の里山保全を思いを軸にこの世界に入りました。
自分の信念に沿って明日からも頑張っていきます。
住み良い六ノ里を作るために。
熱い仲間は常に募集中。
今年も何人か仲間に加わります。
現状人間本意ではありますが、住み良い里山を維持するために頑張ります。
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