※この記事には凄惨な写真がアップされています
雪も少しずつ溶け始め。
狩猟期間も終わり有害駆除へ移行。
くどくど言うけど捕獲するということに特に変わりはなく。
違いを言うなら楽しみの狩猟から守るための狩猟へ。
被害が多い鳥獣のみ捕獲の対象。
あとは地域性でもあるけれど、雪が消え始めるので少しずつくくりわなも設置。
穴を掘って置く。
獣にバレないように偽装。
罠を踏むとワイヤーが跳ね上がって獣の足をくくると言うシンプルな仕組み。
だから雪があったり、気温低過ぎて凍結しちゃう時には使えないんだよね…
雪が残るところには獣の足跡がべったり。
しかも古いか新しいかも簡単に判断可能。
まだ餌となる植生は整っていないので、獣の位置も隔たり気味。
痕跡をひたすらに調べて獣の位置を確認。
こう言うところは銃猟も罠猟も変わらないね。
獣がいるところを探して攻める。
カモシカ。
本当に警戒心低い。
基本カラーはグレーかなと思っているけどたまに茶髪野郎もいたり。
白いやつもいれば、濃いめの黒も。
黒はよく一般人に熊と間違われる。
でもね、本当の熊は漆黒だから。
ツヤだけ言うならゴキブリ並みの黒。
罠を設置するも結局のところ捕獲は銃。
2頭見つけて諸々捕獲…
そう…4月、5月はニホンジカの出産時期。
この時期メスの成獣のお腹の中にはほぼ赤ん坊が。
子を持つ親としてはかなり心に応える時期。
だけどごめん。
どうしても子供の未来を犠牲には出来ない。
自分もまた生き物として、家族や地域の未来を守りたい。
無情になりきれず、未来を思い、ただ狩る葛藤の季節。
それが狩猟者としての自分の春。
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