この時期の新しく捲れる樹皮。
嫌な痕跡。
目に付くだけでハッとする。
爪で引っ掻いた跡。
木の皮もベロベロ。
現場に犯人がいなかったのが幸いだ。
ここのところニュースでよく聞く熊に関する報道。
今世の中の仕組みも変わりつつあって、保護するだけでなく個体数の調整をする方向になったり、状況次第で銃の発砲の制限を緩くする法案も整えるような気配。
ひたすらに人口が減少する日本。
野生動物との関わり方もこれからどうなっていくのだろうか。
怖いと思いつつも、薄利だと思いつつも山へ通う日々。
もはや信念でしかない。
そんな怖いポイントのすぐ近くの罠には別の獣が。
どういう時系列なの??
流石に怖いやつがいたら鹿も近寄らないかな。
すれ違いだったのだろう。
止め刺しして搬出しつつも、周囲への警戒のアンテナは常にマックス。
鉄砲持ってたって熊は怖過ぎる。
良い獣道には罠はそのまま再設置。
おかげさまで随分と地形が変わってしまった。
獣、減る気がしないね。
自身の技術の向上か、はたまた単純に数が増えているのか、年々捕獲数は増えていく。
自然環境はどんどん変わるのに、変わらない人間が今後どうなるかなんて考えるまでもない。
色々と変わりどき。
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