Hunting

クロスポイントとか

※この記事には凄惨な写真がアップされています

上下二連。

上下に銃身が2つ並んでいる銃。

構造上、上から撃つのか下から撃つのかで射線は違う。

だけどそれでもほぼ同じ感覚で弾が獣に当たるのは、クロスポイントがあるから。

この上下の筒は平行ではなく、どこかで射線が交差するように出来ている。

交差するところがクロスポイント。

色々調べるとクロスポイントは30m〜40mが多いそう。

ドットサイトを載せている自分は、余計に高さの差が出るので上下の射線はまた変わる。

ゼロインは上の銃身で50mで調整済み。

改めて確認してみると、上の銃身で約4.5cm、下の銃身だと約6.5cmほどドットサイトの中心と離れている。

今回改めてこの上下のズレを実感したのは罠への銃での止め刺しの時。

昨年は上の銃身メインで使用していたので、ドットサイトとの高さのズレは少ない方。

当時は特に何も感じず平常運転。

そして冬が明けた今使用しているのは下の銃身メイン。

基本ネックを撃って止め刺しする派なんだけど、何故か異常に弾を外す。

なんなら首の下をかする事が多し。

最初はドットサイトが狂ったのかな?とも思ったけど、獣との距離が離れた銃猟では普通に当たるわけで。

そこでふと上下の銃身の高さの違い、クロスポイントを思い出したり。

じゃあこれでどうよと首の少し上を狙えばバシッと良いところに当たる。

ちなみに発砲距離は約5mくらい。

もちろんそれではドットサイトがズレて狂った可能性を否定は出来ない。

今度は対イノシシ。

試しに上の銃身に弾を込めてドットサイトで眉間を狙って発砲。

距離は10m程。

バッチリその通りに当たる。

やっぱりこれって標的の距離と上下の銃身の射線のズレだなと確信。

今思い出すと、今年の冬の銃猟はやたら遠射が強かった気がする。

いつもは自信の無い距離も割と当たった。

違いはメイン銃身を上から下にしたことくらい。

自分の肌感覚だけど今の自分の銃でドットサイト乗せていると、50m以内は上の銃身、それ以上で80m〜100mくらいだと下の銃身がバシッとくる感。

銃を扱う上での当たり前の知識なれど、このタイミングで改めて体感し実感として体に馴染んだ。

知識が技術へ変わる時。

もっともっと技術を上げていきたいね。

年度の〆前のページ

春休み次のページ

パタゴニア

ピックアップ記事

  1. シンプルイズ
  2. SMOKED VENISON GIN
  3. ReBorn
  4. 六ノ里の蔵開き
  5. お知らせ

関連記事

  1. Hunting

    土俵と告知

    ※この記事には凄惨な写真がアップされています。久しぶりの猪。…

  2. Hunting

    大会前

    尊敬する先輩の背中。いつか超える事が出来るのだろうか。…

  3. Hunting

    続・餌付けとか

    ヘイキューブを使ったニホンジカへの餌付けの実験の続きと考察。…

  4. Hunting

    山の鳥

    雨降りは獣が動く。なんてワードをよく聞きますが、猟師のみなさ…

  5. Everyday

    本能をくすぐる

    田舎のもてなし。狩猟者として食べてほしい飯。調理の専…

  6. Hunting

    ラストウィーク

    郡上藩江戸蔵屋敷展 2020-2021NATIVE MIND…

Pick up

2023年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
パタゴニア

Link





  1. Cafe

    美味しい季節
  2. Everyday

    走り過ぎた
  3. Everyday

    地獄谷の門出
  4. Everyday

    変態
  5. Everyday

    満開目前
PAGE TOP