冬の猟期は基本的に趣味の狩猟。
それ以外の季節は狩猟行為は出来ず。
ただし例外として、自治体が許可を出して獣害対策の有害駆除を推奨している。
新緑の季節。
緑も茂って視界も不良。
ここ郡上市では葉も落ち視界も良く、そして雪が降る冬は銃猟がメイン。
そしてこの緑が茂って視界の悪い有害駆除の季節は罠猟がメイン。
狩猟は第一次産業とも言われるけど、基本的に業では無いと思う。
農業、水産業、林業とあれど狩猟業とは言わないのはそのせいかも。
そんな前例が無い中で、業とする事を追求してきたけど色々とその壁は多く。
里山保全が目的と言いつつ、狩り、追い払いなどの獣害対策をしてきたけれど、獣害が無くなるという事はその業務が不要という事である。
仲間が足りないと言いつつ、仲間を増やせば効率の良い狩り場は少なくなる。
矛盾だらけの狩猟業。
地域のために頑張れば頑張るほど、仕事として自分の首を絞める行為にもなる。
現状は努力と根性で年々捕獲頭数は増えているので、まだまだ首は絞まっていないけど。
本来こういう事は公務であるべきなのではないかと最近切実に思う。
趣味の狩猟者に「お小遣い払うから駆除してね!」から始まった有害駆除。
そろそろ制度の限界を感じる。
趣味と業務の切り離しが絶対に必要だと痛感する今日この頃。
全国的に変わりどき、だと思う。
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