春の猟。
雪無しの春。
作戦会議をして山入りするも獣の気配が全くしない。
雪が降ると高いところでは餌が食べれず、そのため生活し辛くなって低所に降りてくる獣達。
そこを狙うのが自分たちの地域の狩猟のセオリー。
雪が消えれば獣達は高所へ。
リスクが高い里山周辺…餌さえあるなら、生活できるなら里を離れた高所に移動するのは当然でもある。
命かかってるもんね。
元々雪の降らない地域の獣は冬にどう動いているのだろう。
鹿は群れるのか群れないのか、雪が降らなくても獣の大移動はあるのかなどなど…
他地区の狩猟者と情報交換したい。
岡ちゃん号。
ジムニー、良いね。
車高高くて羨ましい。
この日見た唯一の鹿、の一部。
春は脱角の時期。
これは多分昨年の角。
もう少ししたら今年も角が抜け落ち始めるだろう。
長靴にゲイター。
冬はほぼ毎日履くけど2年が限界かな。
正確には長靴は1年か。
ミツウマの岩礁で1年(無理くり補修して使用)、アウトドアリサーチのゲイターは2年でボロボロ。
消耗品とは分かっているけど…結構出費が厳しいやつ。
暖かい。
が故に奴が動き始める。
今日はダニが結構服に付いていた。
大事をとって殺虫スプレーを全身に浴びたけど、気分が良いものではない。
何にも獲れなかったけどお疲れ様会、反省会。
使った肉は以前川を渡って引き出したイノシシ。
最高に美味い。
その時のストーリーをネタにしつつ、次回の出猟の作戦会議。
どうやら現状はこうだ。
だったらこうすれば良い。
大変だけどそれしかない。
そんな言葉を父親くらい歳の離れた先輩達から聞く。
本当に元気。
嬉しくなると共に、こうやって一緒に山に行けるのもあと何年かなぁと寂しくも思う。
1日1日、そして今、貴重すぎる時間を一緒に過ごせることに感謝。
徹底的に技術、生き様を吸収しておく。
今回の猟のもどかしさは次回晴らすべし。
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