※この記事には凄惨な写真がアップされています
食み跡。
ハミアト。
獣が餌を探して食べた跡。
この跡はニホンジカ。
木の実を雪の下から掘って食べている。
通常時の獣に近づくには相当な慎重さと技術が必要。
常時自然界にいる彼らは違和感に敏感。
おかしいと思えば即座に飛んで逃げる。
だけど生物としての欲求に従っているときはかなり無防備。
食欲、性欲、睡眠欲。
狙うならばそこでしかない。
この食み跡、新しい上にそこら中に痕跡がある。
つまり今これは捕獲の大チャンスなわけで。
![](https://rokunorism.com/wp-content/uploads/2021/12/AF1A9600.jpg)
慎重に足を運べば予想通りお食事中のところに遭遇。
狙撃体制を取りしばし観察。
掘り方、食べ方、生態の情報収集も今後の捕獲に活きる大事なこと。
落ち着いて見れば近くにもう1頭。
流石に2頭は無理かなと思い撃ち易い方を選択。
発砲。
気持ち良いくらいのネックショット。
苦しませずに捕獲できたのではなかろうか。
獣を捕獲するためには発見力が必要。
自然環境からどれだけ詳しい情報を収集し、それらを元に推理する。
そしてその次に銃の技術。
当たらなければどうにもならない。
更に欲言えば捕獲個体を苦しませないよう、そして利活用しやすいよう狙うべき部位もある。
狩猟をするまでのハードルは低いが、捕獲するには高い総合力が必要。
じゃあどうすれば総合力は上がるのか。
山を歩け。
人に聞いても力は付かない。
とにかく山を歩き、情報を集めて整理する。
そして「自分で考え」トライアンドエラーを繰り返す。
ただそれでしかない。
狩猟に取り組む姿勢を見ているとその人の人間性がよく分かる。
面白い。
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