Hunting

自然との対話

※この記事には凄惨な写真がアップされています

食み跡。

ハミアト。

獣が餌を探して食べた跡。

この跡はニホンジカ。

木の実を雪の下から掘って食べている。

通常時の獣に近づくには相当な慎重さと技術が必要。

常時自然界にいる彼らは違和感に敏感。

おかしいと思えば即座に飛んで逃げる。

だけど生物としての欲求に従っているときはかなり無防備。

食欲、性欲、睡眠欲。

狙うならばそこでしかない。

この食み跡、新しい上にそこら中に痕跡がある。

つまり今これは捕獲の大チャンスなわけで。

慎重に足を運べば予想通りお食事中のところに遭遇。

狙撃体制を取りしばし観察。

掘り方、食べ方、生態の情報収集も今後の捕獲に活きる大事なこと。

落ち着いて見れば近くにもう1頭。

流石に2頭は無理かなと思い撃ち易い方を選択。

発砲。

気持ち良いくらいのネックショット。

苦しませずに捕獲できたのではなかろうか。

獣を捕獲するためには発見力が必要。

自然環境からどれだけ詳しい情報を収集し、それらを元に推理する。

そしてその次に銃の技術。

当たらなければどうにもならない。

更に欲言えば捕獲個体を苦しませないよう、そして利活用しやすいよう狙うべき部位もある。

狩猟をするまでのハードルは低いが、捕獲するには高い総合力が必要。

じゃあどうすれば総合力は上がるのか。

山を歩け。

人に聞いても力は付かない。

とにかく山を歩き、情報を集めて整理する。

そして「自分で考え」トライアンドエラーを繰り返す。

ただそれでしかない。

狩猟に取り組む姿勢を見ているとその人の人間性がよく分かる。

面白い。

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