何がクラウドってSIMカード入りのセンサーカメラを使って、離れた場所でも捕獲の様子を見ることが出来るという仕組みから。
2日間の講座で、初日は現地にてセンサーカメラを設置。
翌日は思い思いの場所にくくりわなの設置の補助をしてもらう。
最終設置は捕獲許可がある者にて。
その後はセンサーカメラからのデータ転送をひたすらに待つ。
これから約3週間。
ここからがクラウドハンターたちの戦い。
ダメ押しのヘイキューブでの鹿の誘引も。
今回センサーカメラがいっぱいあるし、良いデータ収集は出来そう。
1泊2日の講座の良いところは夜飯を囲んでの座談会があるということ。
ざっくばらんに各々の狩猟の悩みや、そもそも狩猟を始めるにあたっての壁の相談とか。
こういう場に参加させてもらうようになってから、よく分かったことがある。
自分って相当恵まれた環境で狩猟行為が出来ているんだなぁって。
狩猟に興味があるけど、どうしたら良いか分からない。
免許も道具も揃えても狩場が無い。(古老の縄張り意識が強い)
本来はこういった方達のサポートを猟友会が出来れば良いのだろうけど、実際は出来ていない状態。
行政も免許の取得や銃所持に対する費用の補助とかはやっているけど、その後のサポートは無し。
だから現状は入り口でつまずいて何も始めれない人続出。
そして辞める。
上が辞めるのを待てとかいう人もいるけど、それは根本的に愚策。
いつの時代の話ですか?って。
自分は今の時代の話をしているんですっていつも思っちゃう。
楽しみの狩猟もあるのはわかるけど、里山保全や自然環境の保全のための獣害対策や個体数調整を一緒にしては駄目。
全てを猟師って言葉がくくるのがダメだと思っています。
私は猟師ではない。
昔言った記憶はあるけど、今も大体そんなもの。
狩猟行為と里山保全を実施する人でいたい。
これからも。
猟師(狩猟者)の人口が今後減ることが見込まれる昨今。
どういう形で獣に対しての里山保全をしていくのか。
またはどういった形が理想の里山保全なのか。
考える機会が多い。
まずはともあれ、ツアー参加のクラウドハンター達と里山の獣害対策を頑張りたいと思います。
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