Hunting

エピローグ

※この記事には凄惨な写真がアップされています

食害。

餌が少ないから?

なぜかじるのかよく分からないが、こうやって山の環境も崩れていくことを知らない人も多いのでは。

さて、猟期もあと10日程度。

やるぞーって感覚ではなく、シーズンを振り返りながらの山行き。

安全第一。

無事故無違反。

そんな意識もより強く。

エリアによっては雪も随分少なくなってきていて、日当たりの良い場所はもう何も無い。

対して日陰になりやすい斜面には少し残っている。

朝晩の冷え込みでガチガチに固まってしまうので獣の餌場としては不向き。

硬くて掘れない。

だから日当たりの良い広葉樹の斜面に獣はいたりする。

広葉樹の斜面は落ち葉もいっぱいで、歩けばバリバリ音が出るわけで。

当たり前に人が歩けばうるさくなるので獣は逃げちゃう。

でも獣も歩けば音が出るので探知はしやすい。

そう言う場所では、のんびり日向ぼっこでもしながら座ってじっとしているのも吉。

聞き耳立てながら。

約15m。

ガサガサいいながらでっかいニホンジカが真っ直ぐ寄ってきた。

ニホンジカは色盲だとかよく聞くけど、じっとしていると本当に気付かれない時あるよね。

横目で見つつ、限界まで寄せて撃つ。

我ながら随分と冷静になったものだ。

笑えるくらいの獣道。

日当たり悪い谷とかはまだ雪も多いわけで、だから獣が通るところも限られる。

こう言うところで待っていればすぐ撃てそう。

最近はなんだか哀愁漂う山行き。

郡上市は猟期が終わればすぐに有害駆除へ移行。

別に狩猟行為は続くんだけどね。

なんか猟期って違うよね。

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