狩猟用のナイフの選択は結構難しい。
用途によって種類もあれば価格帯がまったく違う。
特に最初のナイフってのはどうしたらいいのか分からないと思われます。
何が何で、そもそも何なの?って感じ。
とりあえず一言新人さんにお伝えしたいのはこれ。
安いやつでいいっしょ!
ナイフも形状で何に特化しているかが全然違って、それはその人の求める用途で全く変わるという事。
憧れとかもあるけれど、実際は始まってみなければ分からない。
まずは安いやつで試して、その後の実際の狩猟スタイルに合わせて買い換えればいいんじゃない?とは思う。
似たような事で「最初の猟銃何にする?」ってこともあるけれど、そことは違ってナイフは簡単に買い替え、買い足しが出来るのでまずは安いやつって感じ。
しかも猟師の世界ではナイフを山へ奉納するという話はよく聞く話。
お金に余裕がある人は最初から高級品をどうぞ。
と言うことで…
私のファーストはウィンチェスターのガットフック付きナイフ。
価格は4000円弱。
皮剥ぎに向いているタイプ。
初心者だった自分が獣の皮を裂く時に重宝しました。
今となってはいらない気もするけど、3年近く触っていると愛着も湧くし、手にしっくりくる。
欠点は先端が尖っていないので、止め刺し時に外皮から突くという事が出来ない。
だから弾力性のある表面の皮に一旦切り目を入れて、そこから胸部に突くという余計な工程は必要。
そういう点では猟師には剣ナタ(先端尖っている上に藪のなぎ払いもできる)とも言われるが、価格帯は高め。
それこそ山に奉納したら泣くしかない。
私は貧乏猟師なので初期費用はとことん抑えたい。
多少不便でも技術でフォロー可能であれば安物で全然オーケー派。
見た目には拘らない。
結果重視派。
4000円弱のナイフで数百頭は対応出来ました。
更には安いからこそ雑な使用も気軽。
罠設置時には木の根っこ切ったりも。
もちろん刃は欠けるけど軽く砥げば使用可能。
充分なコスパです。
とは言えそろそろナイフも限界。
と言うかケースが限界。
あまり悩まずナイフ新調。

結局これ。
慣れが一番。


こうやってみると結構劣化したなぁと思います。
いずれ更に技術高まって、このナイフで不満が出るようになればグレードアップも検討しようと思います。
ガシガシ使い込みます。
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