Hunting

夏の鹿

猟期は冬のみ。

猪なんかは「猟期に入った頃が一番脂が乗って美味しい!」なんてよく言うけど…

実は鹿は今くらいからが一番脂が乗ってます。

胸を開けばこの状態。

脂乗り過ぎ。

とは言え鹿の脂は融点が高く、常温でもロウの様に固まる勢い。

ここらでは一般的に食べないことが多いです。

だけどもこれだけ脂が乗ると言うことは、餌が豊富で栄養価が非常に高いという証でもあります。

夏から秋にかけての鹿、是非食してみてください!

この時期の、猟期外の有害駆除が認められている地域限定の特権です。

鹿の角は春に抜け落ち、毎年生え変わります。

最初は柔らかい袋を被った角。

だんだん成長して骨化。

すると表面の袋は破れて中の角が露出し始めます。

お盆も過ぎるとぼちぼち角が袋を破って出てきます。

角が完全に出れば鹿の繁殖期。

角を武器に大きな雄鹿が縄張りを形成します。

強い雄鹿は一夫多妻の俗に言うハーレム状態。

この時期は必死に雄鹿が動くため、貯めていた脂も徐々に質が悪くなってきます。

大きな雄鹿を限定して言うならば、今が脂の乗りのピーク。(その他の鹿は冬入口までは良い感じ)

骨化した角の露出。

要は剥き出しの骨。

最初は白くて突起も多いけど、木の幹で研いだりするうちに尖って茶色をおびた角になってきます。

で、春に抜け落ちる。

不思議な習性ですね。

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