暑い夏も徐々に過ぎて涼しくなり始めました。
去年はドングリ等獣の餌が不足でしたが、今年は見る限り大丈夫そう。
この時期は冬に向けて栄養価の高い食べ物を得るため、獣の動きも大きくなると感じています。
だから罠にもかかりやすい。
そしてもう1つの楽しみがコール猟。
秋口は大きい角を持ったオス鹿が発情期に入り始めます。
そうすると個々で縄張りを形成してメスの取り合いをします。
縄張り主張だったりメスを寄せるためだったり、彼らオスの鹿は甲高い鳴き声を出すようになります。
その鳴き声を出せるのが鹿笛。
上手く吹けばびっくりするくらい近くまで寄ってきます。
縄張りを守るためにイキリ立って飛んでくる鹿もいれば、コソコソと様子を見ながら寄ってくる慎重派も。
だいたいコール猟の時期は10月辺りなんて言われてますが、去年遊び半分で笛吹いてたら9月1日にオス鹿が来てしまいました。
まったく無防備で準備もしてなかったので逃げられてしまいましたが…
とにかくそろそろこの時期特有の猟法が出来ます。
今だと有害駆除の隊員じゃないと出来ませんが、可能な方は是非お試しください。
発情期ならではの独特の松ヤニのような臭いがしたら近くにオス鹿がいる可能性大です。
是非コールしてみましょう。
ちなみに自分はカールトンの鹿笛を使っていますが、口で咥える部分の緑のゴムはぼちぼち紛失します。
ゴム自体は音の高さを調整しているだけなので、慣れればゴムも要りません。
小さい笛が音も弱めで甲高いです。
大きい笛は音は大きく低い鳴き声になります。
小さい方は近距離用、大きい方は遠距離用なんかにして使っています。
近場に獲物がいると感じれば小さい笛の方が良いと思います。
大きい笛は大きい鹿の声(海外製なのでエルクとかのサイズレベル)を模しているので、あまりに強く吹いていると尻尾巻いて逃げられる事があります。
吹き方はYouTubeなんかにいくつも上がってますので参考に。
最終的には自身の地域の鹿の鳴き声を意識して吹いてみましょう。
さて、話は変わりますが。
以前から依頼を受けて有害捕獲をしているエリア。
兎にも角にもツキノワグマが多いこと。
この1ヶ月で4回も面と向かって遭遇。
今日も新しい足跡。
錯誤捕獲にならないように気を付けないといけないし、自分自身本気で注意して見回りしないといけないです。
猟圧感じて早く奥山に上がっていって欲しい…
正直熊は銃を持っていても怖い。
そもそも岐阜県では猟期外では撃ってもダメ。
とにかく会いたくない奴です。
Comment