Everyday

田舎の農事情 

我が家、と言うか実家の稲刈り。

毎年高齢の親に任せっきりというのが情けないとは思うものの、じゃあ今これが自分にできるかと言えば全く余裕がない現状。

商業農家ではない田舎の家庭レベルの田んぼは基本赤字。

お米を作る手間を考えたら買ったほうが断然お得。

だけど何故続けるかといえば代々続く土地を荒らさないためだったり、周囲に迷惑をかけないためだったりする。

もちろん自分達で食べる物は自分で作りたいという思いもあるが…

最近になって六ノ里は組合を作って美味しい棚田米を作るようになり、それに伴って少しは売値が上がった。

がしかし、それでもようやくプラマイゼロと言ったところ。

これだけ美味しいお米を作っても小規模農家ではそんな現状。

こんな状況だから直近で後継者不足の問題は出ている。

便利な農機具のおかげで作業ははかどる。

だけどその器具を買えば何百万。

大規模にやらないと回収自体は不可能だよね。

少子高齢化の影響が顕著なのが田舎の里山。

その結果、人の生きる糧となる食の根底が揺らいでいるのをよく理解してもらいたいです。

日本のどこかで一つ、また一つと美味しい食を生み出す農家が消えていっている現状を他所の方は知っているのだろうか。

「安心安全」や「味」にこだわらないと言うならどうでも良いのかもしれないが。

今や日本の食料自給率は4割を切る。

日本の食の未来はどうなるのだろう。

舞娘前のページ

バージョンアップ次のページ

パタゴニア

ピックアップ記事

  1. 10th ANNIVERSARY

  2. SMOKED VENISON GIN

  3. ReBorn

  4. シンプルイズ

  5. お知らせ

関連記事

  1. Everyday

    次世代

    保育園の運動会に参加するのも今日で最後。頑張る娘。…

  2. Everyday

    恵みの雪

    子供は本当に雪遊びが好きだ。元気過ぎ…

  3. Everyday

    日の出前から

    暗い時間も仕事する職種は色々あれど、日の出前から体ボコボコに使う職種…

  4. Everyday

    謹賀新年

    暦上の年越しも過ぎ。六ノ里の三寺参り…

  5. Everyday

    六ノ里×藍染

    六ノ里の藍染工房「ゑ うのら」にて藍染体験。前からやりたくて…

  6. Everyday

    未来志向

    続、なんとかの会。六ノ里の栃洞屋にて。…

Pick up
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
パタゴニア
Link



  1. Hunting

    春の陽気
  2. Everyday

    食から始まる
  3. Everyday

    記録
  4. Everyday

    年度の〆
  5. Everyday

    本質的到達点
PAGE TOP