お盆の狩猟スタートダッシュ講座の全工程が無事終了。
罠、解体、銃と学び、最後は実猟(有害駆除)の現場へと同行する4日間。
参加者は講座単体での参加の方から、全講座ぶっ通しでの参加の方まで様々。
猪鹿庁の狩猟講座は「狩猟未経験者の人でも最初の1頭を獲れるように」をテーマに実施しています。
初日の自己紹介である参加者が言った「苦手な意識があるけれど、だからこそ、その世界を見てみたい」という言葉。
なんて素敵な思考なのだろう、と感動したことをハッキリと覚えています。
最近自分もよく思うのが「その実際を知らずして閉ざしてしまうのは勿体無い」ということ。
その行為はただただ人生の可能性を狭める行為。
興味を解放した方が絶対に日常は遥かに豊かになるだろうと思う。
講座も進み、徐々に参加者の皆様の顔付きに変化が見え始める。
最初、まさに期待と不安の混じった顔。
そして最後、みな凄く良い顔をしている。
「捕獲や解体の大変さを知り、いつもの当たり前の食がこんなにも大切な事だったと気付けて良かった」
今回の講座の感想にこちらも胸が熱くなる。
山をひたすらに歩いて獲れないこともある。
そんな中で捕れた獣をフラフラになって引き摺りながら搬出する。
腹抜き、皮剥き、各部位へ解体、精肉、そして調理。
1頭を食すまでに数日がかりの行為になることもある。
自分も色々と踏み出さないとね。
勇気ある参加者の方々の姿に逆に学ぶことも多く。
精一杯伝えると、素晴らしい気付きが返ってくる。
猪鹿庁の狩猟講座、毎回参加者の質の高さが凄い。
ここに集まる人たちと協力し合ったら、もっと凄く面白い事を、そして面白い生き方が出来るんじゃないかなって思う。
参加者の皆様の変化、成長に大きな刺激を受けた今回の講座。
人との出会いは学びの機会。
感謝感謝。
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