沼田場(ヌタ場)
水が貯まりやすく泥状になっている場所で、野生生物が水を飲んだり、泥浴びしたりするところ。
派手にぐちゃぐちゃにするのはイノシシで、体に付着したダニなどを落としたりする時に使う模様。
見た目の派手さがあるのでヌタ場=イノシシのイメージが強くなりがちだけど、大きな雄鹿もまたヌタ場で泥浴びをします。
実際捕獲した個体から分かるのは、ニホンジカの中でも大きな雄鹿はやたらダニの付着が多い。
やはり付着したダニなんかを落とすために泥場に来るのだろうか。
ただ、いつも感じるのはオスの鹿が使ったヌタ場はちょっと綺麗。
綺麗って何よ?って思うかもしれないんだけど、イノシシと比べると分かりやすい。
イノシシは泥浴びしたなぁって感じのぐちゃぐちゃ感なんだけど、鹿の場合は泥で座った跡がある程度。
だから綺麗に体毛の跡も残っている。
猪と比べると足の長さもあり角もある。
と思えば激しくゴロゴロ出来ないのも分からなくも無い。
そして実際これを見るのはいつもこの時期。
繁殖期とも関係しているのかな?と思って調べてみればやはり関係ありのよう。
この時期の大きい雄鹿は繁殖期で独特の匂いプンプンなんだけど、その臭いを泥に混ぜて泥浴びし、更に全身に強く臭いをまとわせているのだそう。
これもまた縄張り主張のためということか。
9月後半はコール猟で反応は良好でしたが、ここのところまた山は静かに思います。
雄鹿の匂いを感じることも少ない。
台風のせいかな?中休み??
たまたま通う山がそうなだけ?
人間とは全く違うので不思議が多く興味深い。
まだまだ知らない生態がありそうなので、もっともっと山へ入って研究してみたいと思います。
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