※この記事には凄惨な写真がアップされています
最近は全くもってニホンジカの捕獲が無い。
色々原因の推察はあるが、ここまでの状況は狩猟行為を始めて初のこと。
とは言え、諦めて山へ行くのを止めるようであれば捕獲のプロでは無い。
獲れるものは他にもある。
ここのところ山ではイノシシの痕跡が目立つ。
ぼちぼち遭遇しそうと思っていたところで数回捕獲。
この日は銃猟。
年を重ねたオスは下顎の牙が飛び出してくるけど、こいつは無い。
よって若いオス。
豚熱がイノシシに流行して相当数激減したのはここ数年の話。
今のところ感染個体はほとんどいないけど、岐阜県?国?の指示で可能な限り血液サンプルを採取しろとの指示。
下顎の歯牙の列と血液サンプルを撮影して提出。
内容はボランティアだけど、協力するからイノシシの市場流通を早く解除して欲しいと言うのが本音。
ジビエの利活用を国がこぞって推進しながらも、豚熱が発生したら国はその手綱を放棄。
未だイノシシは非現実的な管理をしなくては流通出来ない状況。
自分たちの地域の生息個体はほぼニホンジカだから良いものの、ほとんどイノシシしかいないエリアの解体処理場は休業、ないし廃業しているんじゃないだろうか。
ここまで来ると心の中の戦い。
折れたら負けなんだよね。
諦めたらダメ。
長年愛用したナイフも本日バッキリ折れた。
自分の心を表しているよう。
投げ出しそうになるけど投げ出さない。
不条理には負けていられない。
気持ちを強く持つこと。
それでしか活路は生まれない。
明日も明後日も、未来への希望を求めて山へ。
対自然ってそう言うことだと思う。
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