昨今の山事情。
猪の多い事よ…
未だ鹿0捕獲の9月。
肉が足りないと山へ入るも何故か猪ばかりの遭遇。
キノコも探しつつ丁寧な山歩き。
自然界って最高だぁなんて半分瞑想しながらその場に立つこと約5分。
突然目の前の木の裏から獣が2頭動き出す。
猪寝てやがった。
チラッとしか見えずにその場で撃てなかったけど、山の形状からしてきっとあの獣道に行くんじゃないかな?と想像。
直接は追いかけず、その通過を予想する獣道の見やすい方へ走り込み。
銃を構えて待てば案の定猪が走ってくる。
捕獲。
君たち、その逃走ルートは分かりやす過ぎだよ。
ついでに寝ていた場所も捕獲後に観察。
猪の寝屋の割にはそんなに穴も掘れてなく。
こういう場所に寝屋、そしてこういう事もあるんだなと情報をアップデート。
くくりわなでもよく猪を括る。
見た目は可愛いが近寄れば殺意剥き出しで向かってくる。
そう、狩猟において人間は圧倒的に有利ではあるが、殺すか殺されるかの世界だった。
見た目で判断しない。
改めて実感。
多分さっきの幼獣の親。
近くにて2頭目の捕獲。
分かりやすいくらいに殺意剥き出し。
何度もこちらに突撃してくる。
銃で止め刺ししたあと冷や汗が出る。
ワイヤーを固定しているシャックルのネジが外れて落ちていた。
たまたまワイヤーが木に巻きついていたおかげで猪は固定されていたが、いつワイヤーごと木から外れて逆襲を受けてもおかしくない状況。
今日も生きた。
生き抜いた。
最近は豚熱(豚コレラ)の影響で猪の血液検体の提出を行政から依頼される。
週末は行政対応不可にて家の冷蔵庫に血液が貯まる。
鹿を探すも見つけるのは脱角した角ばかり。
発情期に入り始めたことによってコール猟もいけるかな?と思って何度も笛を吹くも鹿は現れず。
今日、今期初めて発情した雄鹿匂いを山で嗅いだ。
気持ちは焦るが落ち着こう。
もうじき鹿も動き出す時期。
キノコを探すも食せる状態のものはタマゴタケばかり。
ポルチーニ、自分のエリアではもう無理くさい。
新しく出てくるやつはないし、あるのは相当な老齢菌ばかり。
次は舞茸狙いか??
クリタケにチャナメツムタケ、ナメコも早く出て欲しい。
危険も多いのに、なんなら薄利なのに止める気もない生活。
自然界の魅了を知ってしまっては人間界の魅力なんて…
明日の山行きも楽しみだな。
生きている実感を感じつつ、生きていることを楽しもう。
そんな狩猟同行ツアーを随時開催しています。
興味のある方は気軽にお問い合わせください。
Comment