分かりやすいものに人は惹かれる。
でもそこに奥深さは見出しにくく、表面上の伝達力に止まりやすい。
動くものから止まるもの。
色づくものから色褪せたもの。
更には絵でもなく文字のみへ。
一見伝わりにくくはなるが、人の想像する部分は増え深みは増す。
どんな風に動いているのだろう。
どんな色なのだろう。
どんな情景なのだろう。
情報を減らせば減らすほど物事の本質へ誘う。
一方的な情報伝達なのか、はたまた送る情報で感覚反応を促すのか。
分かりやすく表現できる人は凄いと思うし、省いたもので表現できる人もこれまた凄い。
分かりやすいと分かりにくい。
一見前者が良いようだけど、そこでどこまで掘り下げれるのだろうか。
見せ方から感じ方へ。
本質の追求。
もちろんどちらが良いとか悪とかじゃなく、何でも入り口は広くすべきだし、そこから深みへの誘惑も必須。
要は表現にも色々と役割があるという事。
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