ヘイキューブを使ったニホンジカへの餌付けの実験の続きと考察。
とりあえずは湿って崩れてしまったようなキューブよりは、乾燥体の方がよく食べる。
乾燥体はニホンジカが餌と認識さえしていれば、一晩で無くなるイメージ。
湿って崩れたやつは食べなくもないが少しだけ。
米糠に対する反応に似ている気はする。
餌付け後の天候は要注意か。
同じ場所で2頭ほど捕獲してから状況は良くない。
ヘイキューブを食べには来ているのだけど、ニホンジカがすごく警戒しているのが分かる。
罠には近寄らないのだ。
今まで捕獲した個体と同じ群れなのかもしれない。
仲間の捕獲される瞬間を見ていた可能性は高い。
しかし、それでもなお食べに来るということは、味としてはきっと絶品なんだと思う。
そういう意味では、一度かかった罠は位置をずらして再設置が効率良いかもしれない。
あ、あと写真のようなくくりわなのワイヤー剥き出し状態は、スレた個体には良くないと思う。
ちゃんと隠そう。
もうしばらく実験継続。
こちらは乾燥トウモロコシを使用したイノシシの餌付け。
対豚熱(豚コレラ)対策の事業の一環。
餌付けをして、ワクチンを食べさせて、耐性をつけるって戦法。
もう何年経ったか分からない。
ひたすらに繰り返す中で、たまに豚熱陽性の個体が減るも、その後再燃の繰り返し。
ここんとこのコロナみたいな感じ。
いつまで続くのかなぁ。
早く「普通」にイノシシを流通に出せれるようにしたいよね。
餌付けといえど目的はそれぞれ。
獣の習性も踏まえ、まだまだまだまだ…学ぶことは多い。
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