※この記事には凄惨な写真がアップされています
イノシシである。
この辺りはニホンジカばかりだと良く口にはしているけど、イノシシも居ないわけではない。
とは言え、基本的にはニホンジカが罠にかかることしか想定していないわけで。
山を登ってみたら想定外の生物が罠にかかっていて、準備不足のために山を往復なんてこともある。
今回がまさにそれで。
どんな獣が獲れても捕獲して引き出す準備はしている。
だけど今は豚熱の関係で、イノシシ捕獲時に検体用の血液も取ることを依頼されている。
この血液採取用の管を忘れていた。
しかもこの場所はそこそこ大きい山の尾根。
しんどいけど往復するしかない。
(血液は止め刺しした時しか勢いよく流れ出ないから、止め刺し時にこの管を持っている必要があるため)
いつみてもオスのイノシシの牙は怖い。
罠にかかっているとは言え、いや、むしろ罠にかかっているからこそ危険。
安全確保のためにも、第1選択として銃を使うことを絶対的に勧める。
通称土俵。
イノシシが罠にかかると土を掘り返して暴れ回る。
おかげさまで獣道は消失。
それでも良い道はまた獣が通るので罠も再設置。
少々道っぽく見えるように細工はするけどね。
ようやくの搬出。
60キロくらいかな?冬に脂乗ってれば相当重かっただろうな。
なんだか猛烈に疲れた1戦だった。
危ないなぁ、普通に考えてリスキーだなぁ。
でもだからこそ終えた後の精神的な充足感も高いんだよなぁ。
自分はもう完全なるアドレナリン中毒かもしれない。
いや、きっとそうだな。
せめて安全管理だけは万全に。
危険を糧に生きる日々。
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