Hunting

念願

※この記事には凄惨な写真がアップされています。

ここのところで徹底的に探し回ってようやく捕獲。

イノシシのメス、成獣。

イノシシは秋から冬の入り口までに脂を溜め込みます。

私たちの地域は雪が降ることもあり、餌を食べ辛くもなりそしてそもそも餌も減る。

だからその後は顕著に痩せていく。

なんとか今捕獲したい。

しかもここ数年は豚熱で頭数も激減している。

なので新しい痕跡を見つければ必死になるのは当たり前。

猟師なら。

この1週間、イノシシの痕跡を見つけては追跡すること数十キロ。

気合と根性の追跡劇。

その上での今回の捕獲個体の状態は上物。

超感謝。

皆で協力して解体。

今年はまだ豚熱の影響も残り、イノシシの食利用は自家消費のみ。

申し訳ありませんが自分達のみで食させていただきます。

この解体をしたのは捕獲から数日後ですが、捕獲のその日のうちにハツ(心臓)と網脂(腹の脂肪)を白菜と合わせて汁物に。

クソ美味えじゃないか。

臭みなんか無く、口に広がる脂の甘み。

それでいてさっぱりしていてどれだけでもイケる。

ハツの食感も良好。

本当にありがたい。

これが自然の恵だと思うとなお一層。

家畜と違い個体差が激しい自然の生き物。

その中でも上物は家畜の質を遥かに上回ります。

天然のオーガニックフードとも言える獣肉。

是非一度食べてもらいたいです。

いつか郡上のイノシシが一般的に食べれるようになったらご賞味ください。

先輩猟師が営むジビエITAYAは日本猪祭りで優勝した食肉処理場です。

味の良さは証明済み。

大事なのは個体差もそうだけど、解体の処理技術。

不味い獣肉は処理した人のレベルが低いだけです。

美味しいのですよ、獣肉は。

前のページ

新年次のページ

パタゴニア

ピックアップ記事

  1. 六ノ里の蔵開き
  2. シンプルイズ
  3. うちの兄妹
  4. ReBorn
  5. 六ノ里暮体験

関連記事

  1. Everyday

    分散と相乗

    ※この記事には凄惨な写真がアップされています複業によるリスク…

  2. Everyday

    魂はナウ鹿2023

    【4月、辰巳蒸留所で】~魂はナウ鹿2023~『鹿は他のいかな…

  3. Everyday

    本能をくすぐる

    田舎のもてなし。狩猟者として食べてほしい飯。調理の専…

  4. Hunting

    騒音性難聴

    大きな音を聞き続ける環境に居たり、突発的な爆音なんかでも発症する聴覚…

  5. Hunting

    一区切り

    昨日まで続いた郡上藩江戸蔵屋敷展。当初2/27(土)〜3/2…

  6. Hunting

    捕獲個体数

    猟師をやっていると気になる数字の1つ。中々納得いく数は獲れな…

Pick up

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
パタゴニア

Link




  1. Cafe

    supple coffee roasters
  2. Everyday

    カレーを食す会
  3. Hunting

    トレジャーハンター
  4. Everyday

    進む遊歩道整備
  5. Everyday

    六ノ里カラー
PAGE TOP