錯誤捕獲の脱走済み案件。
むしろ未遂で良かったやつら。
ワイヤーが飛び出していたが獲物は見えず。
空ハジキ(罠が作動はしたが獲物は捕獲出来ず)かなと近寄るも何かおかしい。
よく見れば元の蝶ネジが緩めてある。
どうやら人が罠に掛かったようだ。
結構山奥なのに、何しにきたのか逆に驚いてしまう。
怪我や事故に繋がらなくて良かった。
掛からなくて良かったやつ第2弾。
正確には罠にかかったが暴れて逃げられたやつ。
これはくくりわなやっていて実際錯誤捕獲をした人じゃないと猟師でも分からないと思う。
鹿が掛かれば暴れて蹄で地面を蹴る。
少し周囲と地面が荒れる。
猪が掛かれば暴れると同時に地面を掘りまくる。
割と周囲ボコボコ。
熊が掛かると周囲の木々を噛み砕く。
焦った。
セットした罠が発動している。
でもワイヤーが見当たらない。
よく見ると藪の中にワイヤーが引っ張られている。
周囲を見れば木々がバキバキ。
ヤバい、奴だ。
めちゃくちゃ警戒して確認するも姿が見えず…
ピンと張ったワイヤーの先を見たら何もいない。
どうやら暴れているうちに手足が抜けたようだ…(実際は指だと思うが)
熊は罠での捕獲が禁止されています。
罠に掛かるとその後の手続きが非常に大変なものとなります。
良かった本当に。
ちなみに熊が錯誤捕獲されていた場合、色々なパターンを経験していますので参考までに。
①罠に掛かったままその場で丸くなって寝ている。
②ひたすらにその場で暴れて周囲の木々を噛み砕いている。
③こっちに気付いて向かってくる。
静かに丁寧に罠の見回りしているとこっちに気付いて向かって来るパターンは意外に稀。
自分の経験上逃げたくて木々を噛み砕いているか寝ているやつが多い。
とりあえず他の獣と違って周囲の破壊度が違う。
もし熊の生息域で罠猟をやられる方は参考にしてみてください。
熊が掛かっているかも?
常にそういう気持ちを持って見回りすることは事故を未然に防ぐことにも繋がります。
せっかく地域のため、自然界のバランスのためと捕獲をしていても自身に何かあっては悲しいだけ。
相手も生き物。
鹿も、猪も、当然熊も生きるために必死です。
常に同じ生き物として、生きることに対等であると言うことを念頭に置いていきましょう。
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