そろそろかな。
目的地狙いのハンティングならともかく、渡り道を狙う罠猟はぼちぼち頃合いな気がする。
狩猟をする上ですごく大切なのが、地域ごとの環境と植生を理解すること。
雪が降るか降らないか、対象とする獣の好きな食べ物の分布と時期。
ようやく草木に緑が出始めた今。
どこでも餌が補給出来るようになれば、鹿の群れも解散し分散。
そして渡り道に獣もうろうろし始める。
最高な渡り道のこの尾根は、ここのところ近くの林道で大掛かりな工事を実施。
工事車両の往来が多く中々入り辛いのと、騒音でうるさ過ぎるのもあって罠も撤収。
待つこと1年。
どうやら工事が終わった雰囲気をみせたので、早速山頂まで登る。
分かりきった場所ということもあり、罠を設置する獣道も決まっている。
枯葉を退ければ、過去に罠を設置していた跡がそのまま出てきたり。
罠を仕込む。
仕込む。
仕込みまくる。
地図上は大きな尾根だけど、程よい位置まで林道があるおかげで登るのは200m程度。
数往復してひたすらに罠を仕込む。
ここは本当に良い渡り道。
南北に大きく連なる山の尾根で、他の山の尾根は大きな道路や人工物で完全にシャットアウトされている。
つまり獣が南北を移動したいならここしかない。
人間界で例えるなら、東名、新東名を完全シャットアウトするようなもの。
今年はどれだけ獲れるのだろうか。
期待大。
汗水垂らして往復した仕込み祭り。
おかげさまで一晩でヒット。
やっぱりここは良いところ。
それも全てはひたすらに自分の足で稼いで得た経験からなるもの。
きっとまだまだ他にもこんな場所あるんじゃないのかな。
もっと山を歩かねば。
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