水を扱うこと。
それは自然に寄り添うことでしか成し得ないこと。
白尾園養魚場の水は白尾山から流れ出る山水。
川から入れるのか、または山からの湧水を使うのかは内容次第。
天候や季節など、山のご機嫌を伺いながらの調整。
魚卵の発眼から稚魚の時期は、白尾山からの湧水を使用。
これは川の水だと、どうしても気温による温度の上下が激しいため。
それによって発育に影響が出てしまう。
湧水は気候での水温変動が少なく、通年して水温は約10度。
だからどうしても小さくて弱い時期は安定した湧水で。
なんだか白尾の山に育てられているようでもある。
篩(ふるい)にかける。
小さな稚魚は篩から抜ける。
大きな稚魚は篩に残る。
ある程度育った稚魚は別の飼育環境へ。
初めて見聞きすることばかりなので、へぇーの連発。
ちなみにマスが卵を産むようになるのには早くて3年くらいかかるそう。
お隣の喫茶暖では「かまどご飯ランチ」を提供中。
六ノ里の棚田米をその場で炊き上げる。
添えるおかずは米に合うものばかり。
自分自身はずっと米定食だと思っている。
主役は米でもあるランチにはマスのイクラが付いてくる。
白尾山から始まる水のストーリー。
魚、米、数々の野菜。
まずは分かりやすく、この美味いモノを食べて欲しい。
食べればきっと六ノ里の大事な部分に触れることができるはず。
要予約なのでお気をつけて。
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