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うちの兄妹

4つ離れているけど仲良し。

実のところ私たち夫婦は不妊症で、上の子も下の子も高度不妊治療のもと授かった宝物。

今の医学が無ければ生まれなかったのかと思うと、色々感慨深い。

治療はとても大変で時間もお金もかかるもの。

それぞれの子のタイミングで人生の大きな転機があったことは必然かと。

最初の子の時は前職に在職中の時。

そろそろカフェを始めたいなんて思っていた時で、店舗兼住居を新築。

夢に向かって進むと同時に、組織の不条理さに思いが爆発。

当時はストレス疾患にもなったけど、妻子とフルローンを抱えて公務員を辞めると言う気合の舵を取ったおかげでその後はスムーズに回復。

常に子を背負いながらコーヒー淹れていたのは懐かしい記憶。

下の子の時は夫婦でカフェを必死に頑張っている最中。

このまま子供一人じゃ寂しいなと。

私達の住む田舎は少子高齢化の極限状態で、今後空き家や耕作放棄地問題が顕著になる。

自分たちの後の世代に少しでも良い状態をと思い頑張っているけど、実際どうなるかはわからない。

助け合える肉親の存在は必須なのではとも考えたり。

何より兄弟(兄妹)って本人たちが学ぶ事が多い気がする。

でもまた治療?カフェの経営どうするの?

この頃は地道に頑張ったおかげで、こんな田舎の六ノ里でもなんとか食える経営にはなっていた。

が、夫婦二人で全力で毎日ヘトヘトでこの状況。

そろそろ経営方針見直さなきゃいけないのじゃないか?

丁度そう思っていた時。

良いタイミングだと感じたわけです。

治療再開と同時にカフェは不定休で縮小に。

自分は丁度その頃知った狩猟界に首突っ込もうと。

理由はコチラの記事を参考に。

とは言えまったく中身が見えてこないコアな業界。

何より一番大事な収入が謎。

もしこれでダメだったら一時的にどこかで雇われでもするから未来のために子供は作ろう。

と言うまたまた極振りな決断だった。

その頃に六ノ里の地域づくり協議会も始まった。

結果なんとか好きな事だけで生きていけている。

子供が生まれる頃の決断は大きなものばかりだったけど、今はその選択をして本当に良かったと思っているし、微塵も後悔は無い。

むしろ決断していなかった事を想像すると恐怖でしかない。

実は最初の治療時に凍結受精卵を保存していました。

下の子はその受精卵。

生まれた年は違えど同期。

だから仲良しなのかな、なんて。

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