カフェを始めるにあたってパンを焼くのが好きだったのもあり、パンとコーヒーとの組み合わせは最高よねって軽い気持ちでコーヒーをかじったのがきっかけ。
元々どこかで専門的な修行や勉強をしたわけでなく、純粋な趣味の延長だったのもあり「ラテアートとか出来たらいいね」なんて気軽な考えでスタート前は構えていました。
ところが…
コーヒーの、特にエスプレッソなんて特段専門分野にいきなり首を突っ込んだものだから超苦戦。
メッシュ(豆の挽きの荒さや細かさ)、リベリング(いかに粉を均等に敷くか)、タンピング(豆のコンディションに合わせた押し固め)、抽出(豆のコンディションに合わせた湯温、抽出圧の調整)
その全てがその日の気温、湿度に左右され、さらには日内変動が大きく、常に細かく調整し続けなくてはいけないという代物。
調整が少しでも狂えば味は格段に落ちる。
本当ならば常に専属でバリスタが張り付かなければ美味しいエスプレッソは維持できません。
なんというモノに手を出してしまったのだと思う反面、自分らしさを表現できる最高のジャンルだとも言えます。
特に今は高品質で農園ごとに特徴が大きく変わる「スペシャルティコーヒー」も種類が増え、そこにブレンドや焙煎方法の変化が加わり表現方法は無限大。
そんな中で如何に自分達が求める味を追求し、高いレベルで表現し提供するのか。
そんなオタクでマニアな世界を納得値まで上げてこそプロなのかと。
常に高いレベルに行けるよう頑張りたいです。
追伸…
現在岐阜県は非常事態宣言発令中のため、実店舗は自粛して休業中です。
自分達の思う美味しいコーヒーをまたお客様に提供出来る日が早く訪れることを願いつつ。
辛い時期ですが、早くコロナウィルスが落ち着く日が来ることを待ちましょう。
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