猟法の1つわな猟。
更にはわな猟の中の1つ「くくりわな」
猟法には大きく分けて銃猟とわな猟と網猟があります。
そしてわな猟には「くくりわな」「はこわな」「囲いわな」「はこおとし」など。
わな猟で一般的に多いのは「くくりわな」と「はこわな」
私がわな猟で行なっているのはくくりわなのみ。
構造はいたってシンプルで、ワイヤーとバネを使ったもの。
踏み板を獣が踏むと、ワイヤーがバネで締まり獣の足を捕捉するというもの。
単価も安く設置も簡単ではあるが、獣が歩くその一歩をピンポイントで踏み板に乗せなければならず何気に技術がいる代物。
設置のコツは色々あるけど、一言で言うなら獣が通りやすい獣道を見つけると言うこと。
その道の見立てと、罠の設置の仕方。
良い道は平均して獣が通ります。
一度獣を捕捉すれば暴れるので当然道は荒れる。
荒れれば獣に警戒されるが、良い道はそれでも通る。
なのでその罠はそのまま設置。
道は荒れるので多少小細工はしますが。
季節やその年の植生、獣のスレ具合など条件によって違いは出てきますが、それに合わせて捕獲するには間違いなく技術が必要でしょう。
私は猟師を始めて3年目になりますが、それでも毎年気候の変動で餌場も変わり、獣の動きが毎年違うことは分かります。
捕れない言い訳なんて実際は何一つ無くて、あるのは獲れる理由だけ。
私は捕獲技術の向上を徹底して取り組んでいるタイプの猟師なので、捕獲頭数にこだわります。
いつかその技術をまとめて伝えれるようにするのが目標。
狩猟を通じた里山保全。
植生の保護管理から水源の維持管理、農家の獣害対策まで。
次世代へ繋ぎたい思いです。
この記事へのコメントはありません。